プリンターのお話

  • プリンターはステッカーの品質を大きく左右するので一番気にしなければなりませんね。インクジェットプリンターは染料系と顔料系の2種類あるのはご存じでしたか?染料系とは文字通りインクが浸みこんでいき画像が印刷されますので発色が良く画像の再現性に優れていますので主に写真原稿の印刷に使われています。顔料系はインクが紙の上に乗っかるようなイメージになります。インクのにじみがなくどちらかというと文字原稿の印刷に向いています。二つのタイプのプリンターをさらに比較してみました。

    染料系

    紙に染みこんでいくインクのタイプですと発色がきれいになります。インクジェットプリンターの初期の頃はこの染料インクのみでした。年賀状印刷でもてはやされていたのですがもらった年賀状が水で滲んで内容が良く読めなかったり、濡れた出て触ると手にインクが付いてしまったりしたことはありませんでしたか?このように親和性がすぎるためちょっと水が付いただけですぐに滲んでしまいますので、屋外で使用することを前提とするステッカー印刷には向いていません。また紫外線にも大変弱いので染料インクのプリンターはお勧めしません。


    染料インクの代表格EP-306

    顔料系

    顔料系は紙の上に顔料のインクが乗るイメージですので水をその上からたらしてもほとんど滲みません。(ただしこすると指にインクが付いてしまう場合があります。)この滲みの無さは驚くべきことで、印刷した原稿を間違ってポケットに入れて洗濯しても印刷面が綺麗に残っていたほどでした。顔料インクが出た初期の頃は染料と比べ発色が悪く敬遠されがちでしたがそれを補うために8色、10色といったインクが使われ写真原稿も顔料インクのプリンタで出力されるようになりました。


    顔料インクの代表格PX-G930

    当社で缶バッジや携帯ストラップ、キーホルダーなどの原稿出力使っているプリンターもこのPX-G930になります。 普通のCMYKの色要素の他にRとBの要素のインクも入ってますのでより色の幅が広がっています。創業当時は染料プリンターを使っていたのですが缶バッチですと外で使うことが多くて、お客様からちょっと雨に降られただけで印刷面が滲んでしまったというお話を聞ききました。そのため水濡れのことも考えて顔料インクのプリンターに変更しました。正直言いますと染料インクの方がランニングコストが安いのですがお使いになるお客様の事を考えてあえて顔料インクのプリンターを使っています。

ステッカーの制作をプロに任せる時は・・・。


  • ここまでお読みいただければもうどちらのプリンターを使えば良いかお分かりいただけましたね。ステッカーの印刷に向いているプリンターは断然顔料タイプになります。ただし自作ステッカーをせずにステッカー屋さんに任せようと思った時にはご注意を・・・。確かに顔料は水に強いと書きましたが、顔料プリンターにも盲点があります。それは印刷した後にラミネート加工をしますが印刷面とラミネートの隙間から浸水してしまいます。看板屋さんなどではコストが安いため顔料インクジェットで屋外用のポスターを作っているところもありますが通常はこの浸水から守るため印刷面とラミネートの隙間を特殊なテープで埋める「エッジ処理」をします。こうすることで印刷面に水が染みこむことを防いでいますがステッカーではエッジ処理ができません。ですから顔料インクでステッカーを作って防水処理をせずに納品というステッカー屋さんもあるようなので注意が必要になります。プロにお願いする場合はカラーレーザープリンタを使ったトナー方式または溶剤系のインクジェットプリンターのどちらかで選らんだ方がよいでしょう。